学長メッセージ

持続可能な社会をめざし、地域創生に貢献
―変化の激しい社会で成長を続け、地域と世界で活躍する人材を育てる

 茨城大学は、1949 年5 月に旧制の水戸高等学校と茨城師範学校、茨城青年師範学校、多賀工業専門学校がまとまって新制大学としてスタートして以来、66 年の歴史を刻んできました。現在では、5 学部、4 大学院研究科を有する総合大学へと発展しており、約8,400 名の学生が学んでいます。

 「茨城の地は日本歴史上文教の地として異彩を放っている。時勢は移り世は変ったが、日本文化の中心となるような立派な学風を樹立してもらいたい」――これは、大学開学当時の入学式における鈴木亰平学長の式辞の一部です。茨城大学は、一貫して、教育・研究を通じた優れた人材の育成を目標としてきました。現代の世界はグローバル化など急速に変化しており、また、国内でも人口減少や高齢化、防災や環境問題など大きな課題があります。私は、本学の学生誰もが、激しい社会の変化の中で卒業後も成長を続け、活躍できるようになってほしいと考えています。そのために、実践力を養う主体的学修(アクティブ・ラーニング)や広い視野を養う教養教育を重視し、「教える」ことから「主体的に学ぶ」ことへの教育転換を図っています。また、アジアや欧米の大学で学ぶ交換留学や短期研修も拡充し、学生の成長を支援する多様な環境づくりを進めています。

 茨城大学のもう一つの特色は、地域に根ざし、持続可能な地域社会づくりに貢献していることです。これまで、地域企業との共同研究、環境保全と自然エネルギーの開発、防災、自治体のまちづくり支援などの実績を積み重ねて来ました。2014年4月には「社会連携センター」 が始動し、新しく「大学COC(地(知)の拠点)事業」を開始しました。2015年度からは「茨城学」という学部1年次の必修科目を立ち上げ、茨城県、市町村、企業などと連携した授業を展開しています。また、研究面でも、量子線科学や材料科学、気候変動問題、バイオ燃料、霞ヶ浦の環境改善、自然災害・放射能災害からの復興支援など特色ある研究活動を一層強化し、茨大発の成果を国際的に発信し、地域創生に貢献していきたいと考えています。

 大学は、持続的な地域社会づくりを支える上で不可欠な「社会の公器」です。このホームページを通じて、本学の教育、研究、地域連携、国際化の取り組みについてご理解いただき、さらなるご支援、ご協力をいただきますようお願い申し上げます。

茨城大学長
三村 信男

茨城大学長・三村 信男(みむら のぶお) プロフィール

 1949年7月生まれ。1979年、東京大学大学院工学系研究科博士課程修了(工学博士)。専門分野は地球環境工学、海岸工学。日本とアジア・太平洋諸国における気候変動の影響評価と適応策に関する研究プロジェクトを推進。1992年以降、国連「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」に専門家として参加し、第2次~第5次評価報告書の主執筆者、総括主執筆者を務めた。国内では、文科省、環境省、国土交通省、外務省、総合科学技術会議、茨城県などの委員を務めた。主な著書に、『サステイナビリティ学をつくるー持続可能な地球・社会・人間システムをめざして』(編者、新曜社)など。

職歴

1979年 4月東京大学工学部土木工学科 助手
1983年 1月東京大学工学部土木工学科 助教授
1984年 4月茨城大学工学部建設工学科 助教授
1987年~1988年カリフォルニア工科大学研究員
1995年 4月茨城大学工学部都市システム工学科 教授
1997年~2000年東京大学大学院工学系研究科 教授(併任)
1997年 5月茨城大学広域水圏環境科学教育研究センター 教授
2004年 9月茨城大学学長特別補佐
2006年 5月茨城大学地球変動適応科学研究機関 機関長
2014年 4年茨城大学副学長
2014年 9月茨城大学長

これまでの挨拶など

平成29年年頭挨拶「教育改革2017」で学生が輝く大学づくりを(H29.01.06)
平成29年年頭ビデオメッセージ(H29.01.04)
平成28年度茨城大学入学式 学長式辞(H28.04.06)
平成27年度茨城大学卒業式 学長告辞(H28.03.23)
平成28年年頭挨拶「2016年を力強く飛躍する年に」(H28.01.06)
平成27年度茨城大学入学式 学長式辞(H27.04.07)
平成26年度茨城大学卒業式 学長告辞(H27.03.24)
平成27年年頭挨拶「2015年を茨城大学の飛躍の年に」(H27.01.05)
学長所信表明「新しい魅力あふれる茨城大学への変革を目指して」(H26.09.02)