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学生の力で「イバダイ向上」―人文社会科学部1年・藤川尚さん【iOPラボ】

レポート

「図書館が24時間開いていてほしい」「おもしろいイベントの情報が届かない」―11月5日に行われた「イバダイ向上委員会(仮)」というワークショップでは、参加した学生から、キャンパスライフを巡る不満や要望が次々と飛び出した。この会の企画・運営者のひとりが、人文社会科学部1年生の藤川尚さんだ。

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 「イバダイ向上委員会(仮)」は、「iOPラボ」から生まれた企画だ。「iOPラボ」は、必修科目が開講されない学修期間「iOPクォーター」に向け、多様な学修活動につながる人や情報と出会える場として始動。今年10月から連続的なイベントを企画している。藤川さんはその第一弾イベントである「場づくりラボ」に参加し、学生にとっての新しい場をつくりたいという同じ仲間たちと出会い、「iOPラボ」初の学生発企画として、「イバダイ向上委員会(仮)」を立ち上げた。

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「イバダイ向上委員会(仮)」を企画した藤川さん

「どれぐらいの学生が集まってくれるか不安」と語っていた藤川さんだが、当日は幅広い学部・学年にわたる約15人の学生が参加。

 メンバーの自己紹介が終わると、進行を務めた藤川さんは、「まずは『物申しタイム』!大学生活で感じている不満とかをどんどん付箋に書いてください」と呼びかけた。

 この導入も、気軽に参加できるようにと工夫したもの。冒頭で紹介した意見以外にも、「空き時間に休めるスペースが欲しい」「周囲に遊べる場所がない」「いろんな学部・学科の間での交流が少ない」などの声が挙がり、参加者同士でシェアされていく。

 当初は改善のためのユニークなアイディアをみんなでつくることまで目的にしていたが、不満や悩みの意見交換だけで時間いっぱい。無理にまとめることはせず、「次回はぜひ先生や職員の方も一緒に」という声も挙がる中、現在、次回の準備をさっそく進めているところだ。

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 藤川さんは、「こんなに盛り上がるとは。不満の原因となっているものの中には、知恵を出しあって解決できることもたくさんある。良い大学を自分たちでつくっていく活動につなげたい」と語ってくれた。

 そして、藤川さんたちの活動に感化されるようにして、大学でも学生参加の大学運営の仕組みやプロジェクトの構築も検討中。来年には、「iOPクォーター」を、"イバダイ向上"のための活動に活用する学生も出てくるかも知れない。

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(取材・構成:茨城大学広報室)