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はばたく茨大生2018 春の報告会―地域や海外で活躍する学生の活動を一挙紹介(パート4)

レポート

 茨大生が地域や海外での取り組みを発信する展示&発表イベント「はばたく茨大生 春の報告会」が開催されている。期間中の水曜日には各プロジェクトの学生が直接ポスターの内容を紹介するコアタイムも設けられており、自由に交流できる。
 5月23日から始まった、本報告会最後のパートとなる「パート4:道を究める」では、学部の3年生や大学院生がそれぞれの専門分野におけるユニークな研究成果や活動報告を発表。これから研究テーマを探す学生にも、既に自分のテーマに打ち込んでいる学生にも、ぜひ参考にしてほしい。
 「はばたく茨大生2018 春の報告会」は5月30日(水)15時まで。パート4のポスターは、期間終了後も会場を移して展示される予定だ。
パート1パート2パート3

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1.長永勇太(人文学部社会科学科経済・経営コース 法律経済労働論ゼミ3年)
「学びと交流の秘密基地」

「大学生による学習支援活動の可能性を探り、学ぶことに困難を抱える児童生徒と学習支援で貢献したい人をマッチング!学習支援の仕組みづくりを行っています。水戸市双葉台小学校・双葉台中学校の児童生徒が主な対象で、学びたいという意欲のある子供なら誰でも参加できるユニバーサルな支援を目標としています。ゼミ主体の活動のため3~4年生が多いですが、1~2年生大歓迎です!」

2.和田みのり(人文学部人文コミュニケーション学科メディア文化コース放送メディア論(村上ゼミ)3年)
「メディア系4大学5ゼミ対抗白熱 年間研究合同ゼミ発表!」

「「年間研究合同ゼミ発表」とは、茨城大学・立教大学らメディア系4大学5ゼミが、1年を通して自由なテーマで研究してきた成果をコンペ形式で競うもの。2009年から続いている伝統のイベントで、我々村上ゼミは2017年度に最優秀賞を獲得した。その道のりについて発表する。」

3.黒澤響(人文学部人文コミュニケーション学科歴史・文化遺産コース考古学研究室3年)
「愛宕山古墳の測量調査報告」

「考古学研究会では、愛宕山古墳の測量調査に基づく県内最大の舟塚山古墳との比較、及び畿内の天皇陵との類似性といった観点から見えてくるものとは何かについて報告します。また、それに合わせ、測量調査の内容及び、調査後の報告書作成についての説明を行います。」

4.佐藤楓佳(教育学研究科障害児教育専修2年)
「重度・重複障害児の聴覚評価に関する事例的検討―語音を用いた聴覚評価について―」

「様々な障害をあわせ有する重度・重複障害児においては,反応の乏しさ等から刺激をどの程度受容しているかの判断が難しい現状にある。本研究では,重度・重複障害児1名に対し,語音の聞き分けに関する聴覚評価を試みた結果を報告する。」

5.田丸優太郎(教育学研究科国語専修2年)
「国語教育とコミュニケーション力」

「近年コミュニケーション力の重要性がさけばれているが、具体的にはどのような能力なのか、またそれらは国語教育の中でどのように育成されているのか。具体的な能力とその発達段階を、学習指導要領やデータをもとに明らかにし、義務教育段階で身に付けなければならない能力について考察する。」

6.河原井俊丞(教育学研究科理科専修1年)
「理科授業における科学的探究可能な「問い」の生成モデル構築に関する基礎的研究」

「「問い」は科学的探究において重要な役割を担っており,その後の科学的探究プロセスを左右し得る。しかし,児童・生徒が「問い」を生成するまでのプロセスとそのプロセスの各段階における教師の手立ては明確ではない。これらを明確にすることで,教師が児童・生徒の「問い」の生成を支援しやすくなる。そこで,それらを交えた「問い」の生成モデルを提示を行った。」

7.稲葉敬之(教育学研究科保健体育専修2年)
「体育授業におけるアダプテーションゲームの適用によるルール・規則を工夫する力の変容について」

「現在、体育科では自ら考えたり工夫したりする力といった、思考力の育成が十分に図られておらず、思考力向上を目的とした授業モデルも少ない。そこで、本研究ではアダプテーションゲームを適用した体育授業により、ルール・規則を工夫する力が向上するのか検討し、成果が得られていたといえる結果となった。」

8.松下朗大(教育学研究科技術専修1年)
「技術選修で学んだこと」

「中学校の技術分野で扱う生物を育てる技術と情報の技術を組み合わせながら学習する内容について考案しました。中学生がこれらの内容を学習する際、技術分野を指導する目標でもある、技術を用いて様々な問題を解決しようとする態度を育てるような方法を取り入れています。」

9.角田愛(教育学研究科養護教育専修2年)
「小学校における発達障害児への支援~養護教諭と学級担任のインタビューからみた特徴~」

「本研究は,特定の一人の発達障害児の支援に携わる養護教諭,学級担任を対象にインタビューを行い,それぞれの支援の特徴を明らかにすることを目的とした。その結果,養護教諭は対象児の様子を心身の両面から見極め,その都度適切な支援を行うと同時に,連携の核となっていた。学級担任は,授業や学級活動を中心に対象児の支援を行っていた。」

10.髙橋周作(教育学研究科英語教育専修1年)
「道を究める~英語教員へ向けて~」

「大学入学後の英語学習への取り組みについて発表し、英語学習者、そして英語教員を目指す者としての自身が歩んできた道を新入生に伝える。専攻会での友人や先輩・後輩との関わり、サークルでの経験についても交えながら発表をする。」

11.林奈穂(理工学研究科博士前期課程理学専攻2年)
「福島森林域でのバイオエアロゾルの観察ー放射性セシウムの大気再飛散担体の可能性」

「」私達の研究グループの福島県での観測により、現在も大気中に放射性セシウムが浮遊し、夏季に濃度が増加することが分かりました。大気粒子の分析から、真菌類胞子などの生物粒子(バイオエアロゾル)がその原因の一つとなっていることを明らかにしたので紹介します。」

12.新井龍太郎(理工学研究科博士後期課程複雑系システム科学専攻1年)
「Modern Fourier Analysis」

「フーリエが関数を三角関数の和で表現することによって熱伝導方程式を解いてから約200年になる。そこから多くの研究が派生し、解析学は大きく発展することになった。調和解析学、関数解析学の分野では、関数空間と作用素の研究が行われている。ここでは博士前期課程で行った研究を中心に、その一端を紹介する。」

13.大下宏美(理工学研究科博士後期課程複雑系システム科学専攻3年)
「アミノ酸側鎖基を有する金属錯体の研究:無機化学からみる生体分子の不思議」

「金属イオンは生体内でタンパク質などの有機物と結合し、重要な役割を果たしています。私は生体内に見られる金属イオンと有機化合物が結合した化合物を合成し、それらの性質や反応性について研究しています。ポスターでは、研究内容とともに普段使用している装置や、大学院での研究生活についても発表します。」

14.益子雄行(理工学研究科博士前期課程機械工学専攻2年)
「生産原論に基づいたモノづくり活動に関する活動ー町案内プロジェクトとものづくりプロジェクトー」

「生産原論は、豊かな生活を目指したモノづくりこそがモノの生産の本質であると考え、モノづくりの本質を追求することを目的としている。我々は、この目的を念頭において町案内プロジェクトとモノづくりプロジェクトを実施し、人や環境に優しいモノづくりとは何かを探求している。」

15.秋元実菜(理工学研究科博士前期課程電気電子システム工学専攻・1年)
「移動通信システムにおけるTV周波数2次利用可能エリア(TVホワイトスペース)の推定」

「移動通信システムにおける周波数の効率的な活用のために、周波数を2次的に共用する技術がある。この技術の利用のためには、2次利用可能かどうかの正確な推定が必要である。本研究では分類木を用いた2次利用可能エリア(ホワイトスペース)の推定手法を提案し、評価した。」

16.加倉井一平(理工学研究科博士前期課程情報工学専攻修士1年)
「Leakage Resilient暗号に関する研究」

「現代の安全な情報のやりとりには暗号技術が使われています。暗号方式が単に安全であるということは識別不可能性を満たすことを言います。近年、この安全性では不十分とされており、例えば秘密鍵の部分情報が漏洩した場合を考慮していません。本発表では漏洩耐性を持つ暗号の紹介とその拡張について示します。」

17.山縣郁人(農学研究科修士課程農学専攻1年)
「シロクローバの緑肥利用がソルガムの初期生育と窒素吸収におよぼす影響の解析」

「緑肥とは、作物に養分を供給することを目的に腐らせずに土壌にすき込む植物体のことである。本研究では、マメ科植物であるシロクローバの緑肥利用が後作ソルガムの初期生育と窒素吸収におよぼす影響を調査し、その有効性を評価した。」

18.菊地大希(農学研究科修士課程農学専攻1年)
「PCR法によるカラスからのコクシジウム原虫の検出とその遺伝子解析」

「コクシジウム原虫は牛や鶏の腸管に寄生して下痢や血便を引き起こし、畜産業に深刻な被害をもたらします。このコクシジウム原虫がカラスの糞便を通じて牛や鶏にもたらされているのではないかと考え、PCR法を使って調査しました。」

19.佐々木美月(農学研究科修士課程農学専攻1年)
「藻によるモノづくり〜バイオ燃料、飲食品・化粧品の新素材〜」

「世界中で注目されている光合成微生物(微細藻)によるバイオ燃料、飲食品・化粧品の新素材となりうる有用物質の生産について、研究室で発見した新種藻を利用した"モノづくり"について紹介します!」

20.入栄貴(農学研究科修士課程農学専攻1年)
「豊かな農村空間を支える農業水利施設~パイプラインのマネジメントと重要性~」

「豊かな農村空間の基盤を形成する農業水利施設の一つであるパイプラインが老朽化により、突発事故を多発している。そこで、新たな維持管理技術として開発された局所的な変形(ひずみ)を把握する曲率計測手法を紹介し、施設のマネジメント技術とハード面の重要性について考える。」

  

【イベント情報】
はばたく茨大生2018 春の報告会
日時:2018年4月18日(水)~5月30日(水) 平日8:30~21:45、土・日11:00~19:00  ※祝日休館
会場:茨城大学水戸キャンパス図書館本館1階ラーニングコモンズ(茨城県水戸市文京2-1-1)
入場料:無料・申込不要
詳しくはイベント情報ページ