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陸上競技部、箱根駅伝予選会へ昨年に続き出場決定―後輩たちが受け継ぐたすき

レポート

 今月14日(土)に行われる第94回箱根駅伝予選会に、今年も茨城大学陸上競技部のメンバーたちが出場することが決まった。10年ぶりの出場となった去年に続く連続出場だ。4年生の選手が中心だった去年のチームから、一気に世代交替。後輩たちがしっかりとたすきを受け継ぐ。

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 大学生のランナーであれば誰もが憧れる箱根駅伝。年明け早々日本中の関心を集める伝統の大会は、予選会出場にも低くはないハードルが設けられている。5000メートルを16分30秒以内という基準タイムを、10人以上がクリアしなければならないのだ。

 昨年、茨城大学の陸上競技部が10年ぶりの予選会出場を決めた。それ以前は、そもそも中長距離ブロックの部員自体が10人揃わないという年もあり、当時の4年生のメンバーたちは何度も涙をのんだ挙句、必死に勝ち取った出場だった。

 その4年生たちが卒業し、チームは一気に世代交替を果たすことになった。新たに入った1年生は7人。そのうちのひとり、教育学部の前川凜太朗さんは茨城県立緑岡高校出身。高3の秋まで陸上部員としての活動を続けていて、その頃に茨大チームの箱根駅伝予選会出場も知った。茨大の合格が決まったのち春休みからさっそくチームに合流した。「茨大の陸上は雰囲気がいいな、と思いました。箱根駅伝の予選会は有名校の選手たちと走れる貴重な機会なので、絶対出たいと思っていました」と語る。

★DSC_0029ibdaikh20171011_029_R.JPG1年生の前川凜太朗さんは春休みからチームに合流

 とはいえ、チームの道のりは平坦ではなかった。9月9日に埼玉県で行われた大会で記録を出して予選会出場を決めたい、と目標を立てていたが、結局その時点で基準タイムをクリアできたのは8人。エントリー締め切りは10月1日。なんとか次の大会で結果を出すしかない。時間は限られていた。
 実質的に最後のチャンスとなったのが、9月15日・16日の第32回国公立26大学対抗陸上競技大会。天気は雨。暑いのに比べれば、走る上でのコンディションは良いほうだ。この大会で部員たちの威力が発揮された。最初のグループからしっかり記録を出し、終わってみれば去年を上回る14人のメンバーが基準タイムをクリアしたことになった。自信に満ちた予選出場だ。

 予選会出場が決まった瞬間について、「一気に現実味がわいてきた」と語る前川さんは、「1年生なりにチームを盛り上げていきたい」と意気込む。こうした後輩たちを心強い気持ちで見守るのが、去年も出場した4年生の小野隼太さんだ。「去年の4年生たちが卒業し、今年は厳しいのではないかと思っていました。でもその中で後輩たちが本当にがんばってくれて、連続出場が実現できました。自分だけががんばって出られる大会ではないので、まずは後輩たちに『ありがとう』と伝えたい」と語る。先輩たちのたすきはしっかりと受け継がれているようだ。

★DSC_0023ibdaikh20171011_023_R.JPG4年生の小野隼太さん「連続出場を実現してくれた後輩たちに感謝」

 今年のチームを引っ張るのは、陸上競技部の中長距離男子ブロック長・田村元さん(2年)。今年は12人の選手で20kmの距離に挑む。上位10人の合計タイムで結果が決まる。「去年の合計タイムが11時間44分だったので、今年は11時間40分を目標にします」(田村さん)。

★DSC_0034ibdaikh20171011_034_R.JPG中長距離男子ブロックでブロック長を務める田村元さん

 東京都立川市で行われる箱根駅伝予選会は、10月14日(土)9時35分にスタートする。日本テレビで9時25分から生中継もされるので、茨大アスリートたちの勇姿をぜひ応援してほしい。

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