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学生フォーミュラ部、「目標は総合優勝」宣言 9月の大会に挑む

レポート

学生フォーミュラ部

 「今年の目標は、総合優勝です。射程圏内だと思っています」――7月3日(月)に東京都港区の日本自動車会館で行われた「第15回全日本学生フォーミュラ大会」の記者発表会で、茨城大学学生フォーミュラ部のチームリーダーを務める同大大学院理工学研究科の仲秋俊太郎さんは、そう高らかに宣言した。

 全日本学生フォーミュラ大会は、学生が自作するフォーミュラスタイルのレーシングカーの協議会で、毎年約100にも及ぶチームが参加する。大会では、走行スピードにとどまらず、販売戦略、コスト管理能力、開発能力なども審査対象となり、自動車産業に関わる人材の育成の場としても機能している。
 茨城大学フォーミュラ部は、研究室の活動の一環として2004年に創立され、その翌年から12年連続で大会に出場してきた。これまでの最高位は、2012年の総合5位。県内外の約100社のスポンサーによる支援を受けながら、新たなマシンづくりに挑んでいる。
 一昨年は、大会の会場へマシンを運搬している間に交通事故に遭い、マシンが損傷したためプレゼンテーション部門のみの出場となるトラブルがあった。また昨年の大会では、ギアが突然の不調に見舞われ、ギアチェンジができないまま走行せざるを得なくなり、タイムと燃費を落として総合15位となった。仲秋さんは、「部門賞をいくつか受賞できていたから、ギアのトラブルがなければ5位以内に入っていたはずだ」と振り返る。

学生フォーミュラ部会見で今年のマシンを発表する仲秋さん

 その悔しさをバネに製作に挑んでいる今年のマシンの名前は、「IUSN-13」。「Ibaraki University」と仲秋さんの名前の頭文字から命名した。可変スタビライザーの導入による旋回性の向上が特徴という。ボディカラーも、これまでの赤・黒・白を基調としたものから、シックな雰囲気の漂う青・黄・白の組み合わせに刷新した。会見場では製作途中のマシンも展示され、テクニカルディレクターを務める伏見輝さんが記者の質問に応じていた。
 大会は、9月5日(火)~9日(土)、静岡県の小笠山総合運動公園で行われる。チームは、日立市周辺など地域のイベント等で出会った人々の応援を背に、目標に掲げた総合優勝に挑む。

学生フォーミュラ部仲秋さんは全体の司会進行も務めた

 

(取材・構成:茨城大学広報室)